2026年6月22日
大場直明NEWGATE実行委員長インタビュー
12年ぶりに復帰する大場直明NEW GATE実行委員長インタビュー
「今、キックボクシングはアマチュア、
プロ共に良い流れが出来てます。
NEW GATEでこの流れを加速させて、
札幌から函館、旭川に広げていきたい」
【NEW GATE、2nd IMPACTインタビュー】
12年ぶりに現役復帰!
49歳の挑戦!大場直明
(K&Kボクシングクラブ・キックボクシング部門長)
「引退して12年、1日限りの復帰となります」と
6月28日(日)サッポロ・イーワン・スタジアム
「NEW GATE“2nd IMPACT”」の第一試合、
MASTERSに大場道明さんが出場します。
37歳で現役を引退した後は、
指導者と大会運営の
二刀流で多忙な日々を送る大場さん。
突然の復帰を決めた経緯を聞くと、そこには
AKC(アマチュアキックボクシング協議会)と
「北海道から世界へ!」
NEW GATE(ニュー・ゲート)に懸ける
「熱いキックボクシング愛」がありました。
(プロフィール)
大場直明(おおば・なおあき。
K&Kボクシングクラブ・キックボクシング部門長)
1976年11月23日、北海道北見市出身。
2013年、J-NETWORKウェルター級新人王獲得。
2014年引退。生涯戦績8戦6勝1敗1分。
現役時代から指導にも当たり、
UMA(REBELS2階級王者。S-cup世界
トーナメント2018準優勝など)を
育てた実績を持つ。
現在はジムで指導しながら、
NEW GATE実行委員長、
AKC(アマチュアキックボクシング協議会)
北海道事務局として多忙な日々を送る。
格闘技を始めるために23歳で札幌へ。
最初はパラエストラ札幌でMMAをやりました。
――大場さんの突然の現役復帰に驚きました。
いつから考えていたことなのですか?
大場道明(以下、大場)
「実は、昨年11月のNEW GATEの時も
選手は違うんですが同じシャムエボルヴさんの
選手でMASTERSに申し込んでいただいて、
相手が見つからず試合が組めませんでした。
今回も大藤健悟さんの相手をぎりぎりまで
探しましたけど見つからず
『よろしければ僕がお相手します』と
お伝えして、シャムエボルヴさんと大藤さんに
ご了承いただきました」
――対戦相手の大藤さんはアマチュアですが、
大場さんより8歳若くて長身の方なんですね。
大場「そうですね。大藤選手が182㎝、
僕が176㎝。体重も普段67kgぐらいから
練習を始めたら65kgに落ちてしまいまして(苦笑)」
――75kg以下契約ですから試合では
大場さんがひと回り小さいですね。
いつかこういうことがあるかもと思ってました?
大場「本来、運営側の人間が出るのは
良くないことですが、ウチのジムで主催している
ボクシングのスパーリング大会にも
マスターズがあり、当日ジムに来られない人が
出てしまって僕が出たことは何回かありました」
――なるほど。
ーーでは大場さんの現役時代を振り返りましょう。
高校までバドミントン部で、社会人として
5年間働いた後に23歳から格闘技を始めた。
大場「はい。北海道北見市で生まれ育ち、
高校卒業後に就職して5年ほど勤めた時に
『格闘技を真剣にやってみよう』と思いまして。
当時はまだ近辺にジムもなくて、
仕事を辞めて札幌に出てきて今に至ります」
――札幌でキックを始めたんですか?
大場「最初はパラエストラ札幌に入門して
1年間MMAをやりまして。
試合も何回か出させていただきました」
――大場さんはMMA出身だったんですか!
大場「はい。ただMMAはやることが
たくさんある上に自分の武器も必要です。
その頃は練習も週1回ぐらいしか
行けなかったんですけど『何か武器を』と
考えていたタイミングで
このK&Kボクシングクラブが設立されまして。
たまたま家の近所でジム設立が2001年10月、
僕は翌月の11月に入会しました。
25歳の誕生日を迎える前に入会して、
現在までずっとお世話になっています」
――MMAからキックに転向したのはなぜですか?
大場「最初は『MMAに生かせれば』と思って
並行して通っていたんですけど、
決してパラエストラさんがどうこうではなく
K&Kの会長さんの人柄とかジム仲間たちと
ウマが合ったというか。
僕にとってはとても居心地が良かったんです」
――K&Kさんはボクシングとキックボクシングが
同居する珍しいケースですね。
大場「ウチの会長の金澤が近畿大学のボクシング部
出身で、もう一人ジム設立に関わった方は
ボクシングとキックの両方をやっていました。
それで『打撃は全般的に出来る』と聞いて
入会して、キックボクシングに関しては
僕と僕のトレーナーと二人で試行錯誤しながら
練習方法や育成のシステムを
作った感じでしたね」
――今、ボクシングとキックボクシングだと、
どちらをやりたい子が多いんですか?
大場「うちのジムでは、
最初にどちらかに決めてしまうのではなく、
まずボクシングから始めて貰うことが多いです。
親御さんはボクシングをやらせたい方が
多いですね。
ボクシングはジュニアで活躍して、高校で
いい成績を残せば大学に推薦で行けるので。
ウチのジムにはそのつながりもありますし、
親御さんはある程度将来が見える
ボクシングをやらせたいのだと思います」
――なるほど。ボクシングはアマチュアは五輪、
プロなら世界チャンピオンと目指す目標が
分かりやすいですね。
キックボクシングはアマのすそ野を広げるAKC
(アマチュアキックボクシング協議会)さんなど、
将来の五輪競技入りに向けた活動も始まってます。
必要なことですよね?
大場「やっぱり方向性が分かっていれば
目指すところも分かりますし、
競技を続けるモチベーションに
なりますよね。だから、僕は今、
キックボクシングにとって
とてもいい流れが出来ていると思います」
北海道から全国レベルのアマ選手が次々出てきた。
この良い流れをNEW GATEで加速させます!!
――大場さんご自身は2013年、
36歳でJ-NETWORKウェルター級新人王になり、
38歳になる直前に現役引退。
大場「新人王になった翌年の6月に
ワンマッチで勝ってウェルター級10位になりました。
その年の10月に札幌で興行が決まっていたので
そこで引退試合をさせていただきました」
――24歳からキックボクシングを始めて、
36歳で新人王、38歳になる直前に引退。
大変な道のりでしたね。
大場「当時プロになるには
アマチュアの全国大会で実績を残すか、
プロテストに合格するかだったのですが、
アマチュアの大きな大会で
ことごとく勝てなくて(苦笑)。
プロテストも3回受けましたが、
2回目も落ちてしまった時に
『プロはあきらめよう。これからは
トレーナーとして頑張っていこう』と
決めたんです。
が、僕が今もお世話になってるトレーナーの方が
『お前は絶対プロで成功するから』と。
実は東京でプロテストを受けるための
旅費やホテル代を
全部その方が出してくださったんです。
それで覚悟を決めて受けたら受かりました。
それが2012年、35歳ですね」
――プロ戦績は8戦6勝1敗1分。
プロでは1敗しかしておらず、
ランキング入りしてこれからという時に
引退を決めた理由は何だったのですか?
大場「うちの会長と相談して、
会長には年齢的なことを心配されて
『身体にダメージがないうちに
辞めた方がいいんじゃないか』と言っていただいて。
前から札幌での興行が決まっていたので、そこで
引退試合をして現役を引退しようと」
――なるほど。37歳まで現役を続け、
引退後も指導と大会運営に関わってこられたのは、
大場さんが「格闘技専業」なのも大きいですか?
大場「それは大きかったと思います。
ありがたいことにウチのジムに
2009年から社員として入る形にしていただいて、
選手とトレーナーの
両方を続けることができました。
引退した後は『キックボクシング部門長』
という肩書きもいただきました」
――大場さんはご自身で「北海道でキックボクシングを
続ける苦労」を味わってきたこともあり、
NEW GATE旗揚げに参加したわけですね。
大場「そうですね。やはり北海道の事情として
大会数が年間で6、7大会しかなくて、あとは
各ジムのスパーリング大会ぐらいでした。
関東ではアマチュアもプロも毎週のように大会があり、
その中でキャリアを積めますけど、北海道の選手は
試合のチャンスがとても少ないので。
その差はずっと感じていました」
――NEW GATEは昨年11月の旗揚げ大会で
アマチュア17試合、本戦7試合(エキシ1試合を除く)、
今回がアマチュア(AKC北海道予選)50試合、
本戦8試合。
「北海道のプロ、アマ選手たちに試合のチャンスを増やす」
という目的を達成しつつありますね。
大場「そうですね。正直、予想以上の反響でした。
アマチュアの試合数が想定よりも増えたのは
北海道予選としてAKC全国大会(11月15日、宮城県で開催)
出場に向けたものであることとと、AKCで階級を
細かく分けたことで出場希望者が増えていることも
あると思います」
――NEW GATEが出来て期待感の高まりは感じますか?
大場「はい。インスタ、XなどSNSでの反響の大きさを
感じますし、ジムでもそういう声を聞きます。
NEW GATEをどんどん広げて
『NEW GATEに出たい、NEW GATEでチャンスを掴みたい』
という選手がもっと増えていくようにしたいですね」
――2大会連続メインイベント出場の
斉藤力毅選手からは
「来年、NEW GATE函館大会を実現させたい」とのコメントも。
大場「実はうちの会長も函館出身です(笑)。
函館にいろんなつながりがありますし、
仲間意識が強いところだと聞きます。
札幌以外での開催となれば函館が第一候補だと思いますし、
他にもいろんなつながりで旭川とか
幾つかの候補地を考えています」
――NEW GATEを北海道各地で開催して、
アマチュア、プロ、マスターズの参加者を増やして
キックボクシングを盛り上げ、次世代につなぐ構想が
実現しつつありますね。
今、アマチュアに有望な選手は出てきているんですか?
大場「はい、います。
今回、NEW GATEでプロデビューする尾張魁飛選手と
生田大選手は全国大会で優勝した実績がありますし、
AKC北海道予選に出場する選手の中にも全国大会優勝を
狙う選手もいます。
本当に良い流れが出来て、アマチュア全国大会で優勝して、
地元の北海道でプロデビューできればその選手や
所属ジムさんにとっても良いことですし、
北海道でのキックボクシング普及につながります。
NEW GATEでその流れを作れているので、
これからどんどん発展させていきたいと思います」
――北海道のキック事情を知ると、
大場さんが育てたUMA(ゆーま)選手
(*REBELS2階級制覇、S-cup世界トーナメント
2018準優勝など数々のタイトルを獲得)は
特例中の特例だったと分かります。
大場「もちろん本人の実力ですけど、
本当にいろんなタイミングが
上手く重なったケースだったと思います。
東京からコンスタントに試合のオファーを貰って
いろんな大会に出ていろんなタイトルを獲れましたし」
――今「第二、第三のUMA」になれそうな若者が
たくさんいるんですね。
大場「そうですね。パンチの技術がしっかりした
ジュニアの選手が多くて、
これからもっと伸びていくと思います。
北海道の有望な小中学生キックボクサーたちに
『将来はNEW GATEで活躍して、
世界に羽ばたきたい!』と
思って貰えるようにしたいですし、
まずは6月28日(日)サッポロ・イーワン・スタジアム
大会の成功に向けて頑張ります」
――ご自身の試合と大会運営の準備で大変かと思いますが、
大いに期待しております。
本日はありがとうございました。(了)
【大会概要】
名称 NEW GATE“2nd IMPACT”
日時 2026年6月28日(日)
開場時間 16時、試合開始時間 16時半
会場 サッポロ・イーワン・スタジム(札幌市白石区栄通14丁目2-35)
札幌市営地下鉄東西線「南郷13丁目駅【2番出入口】」から徒歩4分。
*試合当日、一般の方は駐車場が使えません。公共交通機関をご利用ください。
【チケット価格】
SRS席 15,000円、RS席 13,000円、
S席 10,000円、A席 8,000円、B席 6,000円
*6月28日当日は全券種プラス500円となります。
【お申込み、お渡し方法】
各SNSやLINEにて、チケット担当の大場までお申込みをしていただき、
合計金額を下記口座までお振込みいただいた後、チケットを発送いたします。
【チケット振込み口座】
北海道信用金庫新琴似支店 口座番号4348402
アマチュアキックボクシング協議会北海道事務局
問い合わせ チケット業務担当・大場
【対戦カード】
第8試合 <地域対抗戦 北海道vs千葉>
プロ3分3R・フライ級(50.80kg)
「北のスピードスター」
斉藤力毅(武心剛術会)
さいとう・りきたか、北海道北斗市出身、19歳。
プロ戦績4戦3勝(1KO)1敗
vs
「千葉の剛腕」
鴇田波琉(モリタキックボクシングジム)
ときた・はる、千葉県大網白里市出身、24歳。
プロ戦績12戦2勝9敗1分
第7試合 <道内対決>
プロ3分3R・65kg契約
生田大(ELEVEN)
いくた・だい、北海道札幌市出身、21歳。プロデビュー戦
vs
イ・ワヤン・プトゥ(ザワジム)
インドネシア・バリ島出身・北海道在住、34歳。プロ1戦1敗。
第6試合 <道内対決>
プロ3分3R・55kg契約
尾張魁飛(ELEVEN)
おわり・かいと、北海道苫小牧市出身、22歳。プロデビュー戦。
vs
宮川勇人(PKS MUAYTHAI GYM)
みやかわ・ゆうと、北海道札幌市出身、17歳。プロデビュー戦。
第5試合 <地域対抗戦 北海道vs千葉>
セミプロ・OPEN THE NEW GATE MATCH(2分3R)
57kg契約
本馬豪大(ELEVEN)
ほんま・こうだい、北海道札幌市出身、15歳。
アマチュア33戦22勝(10KO)10敗1分。
2023年AKC47.5kg優勝。2025年AKC60kg優勝。
vs
満井海児(モリタキックボクシングジム)
みつい・かいじ、千葉県市原市出身、20歳。
アマチュア11戦7勝(2KO)4敗
第4試合
セミプロ・OPEN THE NEW GATE MATCH(2分3R)
57kg契約
佐藤優空(ALMA FIGHTGYM BASE)
さとう・ゆら。16歳。アマ戦績4勝5敗。
vs
奥田龍等(ザワジム)
おくだ・りゅうと。22歳。アマ戦績9勝1敗1分
第3試合
MASTERS(1分30秒×2R)、67kg以下
山下元規(K&Kボクシングクラブ)
やました・もとき。49歳。
vs
タイガースガワラ(HLC GYM)。42歳。
第2試合
MASTERS(1分30秒×2R)、61kg以下
国本哲太(ELEVEN)
くにもと・てつた。36歳。
vs
KENICHI(ザワジム)。43歳。
第1試合
MASTERS(1分30秒×2R)、75kg以下
大場直明(K&Kボクシングクラブ)
おおば・なおあき。49歳。
vs
大藤健悟(シャムエボルヴ)
おおふじ・けんご。41歳。
*MASTERSは35歳以上。
*出場選手の怪我等で対戦カードが変更となる場合があります。
【2026年、NEW GATE開催スケジュール】
8月9日 アマチュア大会(北ガスアリーナ)
11月(予定) NEW GATE“3rd IMPACT”
<公式ホームページ>
https://www.newgate-japan.com
<公式インスタグラム>
https://www.instagram.com/new_gate__/
<公式X>
https://x.com/NEWGATE_JAPAN
<公式YouTubeチャンネル>
https://www.youtube.com/@NEWGATE-Japan
<問い合わせ先>
担当、大場





